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そもそも”補完食”とは何か? ~『補完食』本レビュー ~

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育児の本
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こんにちは、大福ママです。

補完食をはじめて1か月半、日本ではまだ補完食が浸透していない事もあり具体的にどう進めたらいいのか悩むことが多々ありました。

情報源も少なく、日本の離乳食の本に記載されているようにスケジュールがはっきりしていないので、開始する前は本当に補完食を実施するか迷っていました。

そんな悩みを解決してくれたのが、当ブログで毎回のように紹介している以下の2つの本でした。

以下の本を参考に、自分なりに解釈し探り探りで補完食を進めてきました。

  1. 赤ちゃんのための補完食入門
  2. はじめての『補完食』


また、補完食を実施している方のSNSやインターネットの情報を頼りに行っています😄

今回は補完食について簡単にまとめ、本等の情報源についても触れていきます。

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補完食とは?補完食の特徴

補完食とは、WHO(世界保健機関)が提唱している母乳で足りない栄養を補う赤ちゃんの食事のことです。

赤ちゃんは生まれてすぐ母乳やミルクのみで成長していきますが、生後6か月ごろより徐々に栄養が不足していきます。

その為不足した栄養を補う食事が必要となります。それが『補完食』になります。

あくまでベースは母乳・ミルクなので、授乳をやめる必要はありません。むしろWHOでは2歳まで授乳を提唱しています。

日本で推奨されている離乳食は、生後5.6か月から、1日1回10倍粥から開始とされています。日本で手に入りやすい食材が多く、情報源もたくさんあるので始めやすいかと思います。

しかし離乳食ではお粥から開始しお肉や赤みの魚は後回しとなるので、赤ちゃんに必要とされる鉄分・亜鉛・カルシウム・ビタミンA・ビタミンDが不足することが考えられます。

補完食2回食から始め6-8か月には2-3回9ヵ月‐2歳未満は3-4回(食欲に応じて1-2回の補食)に増やしていきます。

一度に多くの量を摂取出来ない赤ちゃんにとって、必要な栄養を取るにはこれだけの回数を重ねる必要があるようです。

また、補完食では5倍粥からスタートとされています。10倍粥では濃度が薄い為、必要なエネルギーや栄養を補いきれなくなります。スプーンを傾けても落ちない程度の濃さのものが適切です。最初はエネルギーが濃い雑穀がゆなどから、お肉も早い段階でのスタートが推奨されています。

といっても私は補完食の知識が薄く、離乳食開始時(生後5か月)は10倍粥で1回食から開始しました😅

現在生後7か月で、5倍粥・2回食(時々様子をみて補食で+1回)となっています。

実際、ご飯を食べたことのない赤ちゃんがいきなり5倍粥を食べことも難しいとは思うので、最初は10倍粥!5倍粥!とこだわる必要はなく、赤ちゃんの様子をみながら徐々にエネルギーをとれるよう調整していったらいいのかなと思います。

回数を増やすとママの負担が増えるので、フリージングやベビーフードをどんどん活用しましょう!頑張りすぎないが大事

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補完食をはじめる目安、進める方法

補完食をはじめる時期

母乳やミルクで十分な栄養とエネルギーを得られなくなる生後5-6か月ごろとなります。基本は生後6か月から。これ以上遅らせてしまうと、母乳やミルクのみでは赤ちゃんの成長のための栄養が不足してしまう可能性がありますので、生後6か月頃で準備が整ったら始めていきたいところですね。

補完食をはじめる目安

時期も大切ですが、赤ちゃんの様子を見て準備が整っていれば開始していきます。

  • 首のすわりがしっかりしている
  • 支えると座れる
  • 食べ物に興味を示す
  • スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)

(厚生労働省 離乳の支援ガイドより)

生後5か月で離乳食を開始したときは、厚生労働省のガイドを参考にしました。

個人差はあると思うので、赤ちゃんの様子を見て大丈夫そうであれば開始していきましょう。

補完食の進め方

補完食をどのように作るか。

情報源がなく、資料には「最初は食材をやわらかく作り、その後すり潰したり小さく切る」とあるだけでどう進めていけば良いかわかりにくいのが難点です。その点、離乳食本には時期ごとに調理法が細かく記載されています。食材の大きさ等は離乳食本に記載されているものが参考になります。

食事の量は生後6-8か月、9-11か月では1回125ml、12-23か月では1回187.5mlが目安。あくまでも目安なので、食事量ばかりではなく、赤ちゃんが成長曲線に沿って成長しているかを見て問題なければ足りていると判断して良いようです。

母乳・ミルクがベースで足りないものを補う「補完食」なので、赤ちゃんが欲しがるだけ母乳・ミルクを与えましょう。授乳のタイミングに関して、補完食の前か後かの決まりはないようです。

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赤ちゃんに必要な栄養、良い食材

赤ちゃんに成長に必要なのは、エネルギー・鉄分・亜鉛・カルシウム・ビタミンA・ビタミンDです。

補完食ではそれらの栄養素を積極的に摂取していきます。

エネルギー:赤ちゃんは成長するにつれ必要なエネルギー量が増加。生後6か月頃から母乳やミルクのみでは必要なエネルギーは不足する。十分なエネルギー摂取のため糖分・脂質の摂取が必要。

鉄分:お腹の中にいる時に蓄えた貯蔵鉄は生後6か月頃に底を尽きる為、鉄分が不足し貧血となりやすい。乳幼児期の鉄欠乏は神経運動発達系に悪影響を与える可能性がある。また夜泣きや問題行動の原因となる。 

【鉄が多く含まれる食材】肉、レバー、赤身、青魚、ビタミンCを含むもの(非ヘム鉄の吸収をupさせる為 母乳、ミルク、果物等)

亜鉛:摂取不足や吸収不良等で不足する。たんぱく質の吸収を助け免疫機能、味覚を作る。

【亜鉛を含む食材】レバー、肉(牛肉)、卵黄、しらす、さば、いわし、大豆、ごま等。

カルシウム:母乳中のカルシウムは減少していく。その間赤ちゃんはどんどん成長し更にカルシウムが必要となりギャップが生まれる。

【カルシウムを含む食材】骨ごと食べられる小魚、缶詰の魚、干物の魚 カルシウム入りのベビーフードが摂取しやすい。

ビタミンA:目の健康をと粘膜を強化しバリア機能を保持する。偏った食事で不足しやすい。レバーは過剰摂取注意のため緑黄色野菜などから摂取していく。

【ビタミンAを含む食材】レバー、卵黄、チーズ、緑黄色野菜 従来の離乳食摂取で十分。

ビタミンD:紫外線を浴びると皮膚で合成される。日光浴の機会減少による不足。カルシウムの吸収を調整する。骨を強くするために必要な栄養素。

【ビタミンDを含む食材】魚、卵黄、干しシイタケ 適度な外気浴・散歩も効果的。

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補完食を知るための情報源 本レビュー

1、赤ちゃんのための補完食入門

著者は、内科医の相川晴先生。2歳と7歳のお子さんがいらっしゃって実際に補完食を実施していたそうです。その様子がブログやインスタに乗っており補完食スケジュールも参考にさせていただいています。


最初は何もわからなかった私でも、わかりやすく読みやすい本だったのでおすすめです。

離乳食のすすめかたやレシピも丁寧に書かれています。

相川先生のブログ、YouTubeはこちら。

相川晴さんちのゆる補完食(離乳食)
我が家のゆるい補完食の記録と、補完食の解説その他やってます。 医学的な話もちょっとしてますが、基本的にはゆるい話しかしない予定。予定は未定。 相川晴(HAL)@halproject
相川晴
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

2,はじめての『補完食』

こちらも補完食についてわかりやすく端的に記載されています。


補完食の進め方に関して写真で分かりやすくスケジュールが記載されておりどうすすめていいのかわからない方にはとてもお勧めです。

「育児はラクに楽しく安全に」をモットーに手軽に進めていけるように、食材のレシピ、フリージングや時短のコツ、更に補完食にぴったりなベビーフードも紹介されているので忙しいママたちに優しい1冊です。写真が多いのが本当にわかりやすく読みやすいです。

👇補完食によいレシピを紹介しています。

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まとめ

補完食とは、WHOが推奨する赤ちゃんの成長に必要な栄養を考え成長を促す食事の事。

離乳食とは始め方や勧めたい食材、進め方は違ってきますが、

難しく考える必要はなく、赤ちゃんの不足しやすいエネルギーや栄養素を少し意識しながら、離乳食と補完食の良いところをかいつまんで、自分なりにやりやすい方法で行っていけたら良いのかなと思いました。

何よりあまり頑張りすぎず、楽しく作って食べてもらって元気に育ってほしい!そんな優しい思いが本の著者の方から伝わってきました。楽しく補完食を進めていき、ゆとりをもって赤ちゃんの成長を見守っていきたいですね。

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