こんにちは、大福ママです。
育児をしていると時間がたつのがあっとゆう間ですね。
もうすぐ生後8か月を迎える息子・大福くんですが、はやくも前歯が6本生えてきました!

最初に前歯(下2本)が生えてきたのが生後5か月を迎えたころで、よくものを噛んだり下唇を噛んだりしていました。最近もよく下唇を噛んだり唾を飛ばしたりしているなと思ったら、いつのまにか生えていました。
そうなると心配になってくるのが赤ちゃんの歯のケアについての事。
私自身、虫歯になりやすい体質で今まで何回も虫歯治療を行ってきました。
妊娠中はつわりが辛くてなかなか歯のケアが行えず、虫歯を作ってしまい出産後に治療をしました。
本当に歯のケアは大切!
大福くんには虫歯で悩んでほしくないなあと思い、虫歯や歯並びのことが書かれたこの本を読んでみました。
本についてレビュー、自分なりの大事だと思ったところを書き出したので興味のある方は見てみてください。
本について
著者は小児歯科のある歯科医院と歯科矯正専門医院を開設する歯科医師の先生!
子供たちの将来に大きくかかわってくる『歯育て』について適切な情報を発信したいという思いで出版されたそうです。
本書では0歳~18歳までの歯科ケアを、虫歯予防や歯列矯正の観点から詳しく解説してくれています。
更に生まれる前の妊娠期から ”歯育て” は始まっているとの事!
更に更に!出産後の授乳の仕方でも歯並びが変わってくるそうです。
この本を読んで、もっと早くに読んでおけばよかったと後悔しましたが、今からでも遅くはないと思っています。
気になったところを抜粋してまとめました。
歯育てとは
歯育てには ”虫歯予防” だけでなく、 “歯並び予防” この2つの観点からアプローチする事が大切になってきます。
そして歯育てはマイナス1歳からすでに始まっています。
発達や年齢に合った歯育ての情報が本書には記載されています。生まれた時から本来の口の中の機能をしっかり使うようにすればきれいな歯並びの土台が出来るそうです。
本書で気になったところ
妊娠期から虫歯予防を!
出産前、お母さんの口腔内に虫歯菌や歯周病菌があり炎症が悪化すると、血液を介して全身をめぐり早産や低出生体重児出産のリスクが高くなります。
なんと、そのリスクは喫煙や飲酒より高いそうです!
恐ろしいですね。私は妊娠中に虫歯を治療せずに出産したので、今考えるとぞっとします。
大福くん無事で良かったー😢
また、どんなに気をつけても虫歯菌の母子感染は防ぎようがありません。赤ちゃんが生まれる前から虫歯や歯周病を治し日々口腔内の衛生環境をきれいに保とうとすることで赤ちゃんへの虫歯菌感染を防ぐこととなり、 “歯育て” につながります。
虫歯が定着しやすい3歳までの過ごし方が大切
生後半年ほどで歯が生え始め、3歳になるころに虫歯菌が定着するそうです。
特に1歳半から2歳半ごろまでは感染しやすいので注意が必要です。その間の過ごし方が大切!
虫歯が出来やすくなるには3つの条件があります。
- 虫歯菌が増殖している:口の中に必ずいる虫歯菌。歯や歯茎のすみで増殖していきます。
- 栄養(糖質)がある:虫歯菌が一番好きな栄養は糖分です。糖分を放っておくとどんどん菌が増殖します。
- 虫歯に快適な環境:虫歯菌は人の体温・湿った場所・隙間が大好き。
この条件でわかるように、口の中は虫歯菌の大好きな環境です。虫歯菌が増殖すると口の中にヌルヌルのバイオフィルムを作りどんどん歯を溶かしていきます!更に歯の再石灰化をも邪魔をします。

バイオフィルムがついてしまうと磨いてもなかなか除去できません。歯磨きは毎日しっかり行いましょう!
【感染しやすい時期を乗り越えるために】
- 離乳食を食べさせるときはフーフーしない ついやりそうになるので気を付けます😅
- 歯磨きのコップは強要しない
- スキンシップ時は要注意、過度なコミュニケーションは感染につながる 気をつけます😅
- ママの口腔ケアをしっかり 意識して日々のケアを行って、クリニックでのクリーニングももっと頻回に行こうと思いました😄
3歳になったら唾液検査をする
唾液の質は人それぞれで、唾液の質によっては虫歯になりにくかったりなりやすかったりするそうです。それぞれに合う歯のケアがあるそうなので、適切な処置を行うために唾液の検査は有用です。
規則正しい生活と歯磨きの習慣付けが大切
お菓子などだらだら食べをすると虫歯菌が増殖します。
食べない時間があると歯の再石灰化がおこり、虫歯菌増殖が止まりますが、だらだらと食べると菌が増殖し続けます。
私もお菓子をだらだら食べている事が多く、恥ずかしながらこの習慣が虫歯のリスクにつながると思っていませんでした。大福くんもそのような習慣にならないよう、まずは自分の食生活から見直していこうと思いました。
また、乳歯が生えてきたら歯磨きの習慣付けが大切になります。
赤ちゃんにとって口の中に異物が入ってくるのはとても不快です。まずは濡れたガーゼ等で口の中をぬぐうところから慣れさせましょう。1歳からはしっかり仕上げ磨きを行っていきましょう。

本書には仕上げ磨きの仕方も記載されているので、ぜひ読んでみてください。
ハミガキリトミック教室というものがあるそうです(残念ながら私の住む地域にはありませんが)
著者の方の歯科医院で行っているそうです。
親子で楽しい音楽に合わせて歯磨きを行い、歯磨きは楽しいものと子供たちに実感してもらい、習慣化につなげるそうです。自宅でも実践できそうで良いですね。
3歳を過ぎる頃にチェックアップをしよう
チェックアップとは虫歯があるかの診察ではなく “口腔内の健康を維持できる状態にあるかどうか” を調べることです。チェックアップをクリニックで定期的に行うことで口腔内の健康を保つことが出来ます。
自分で磨けるようになる小学生になったころでもしっかり磨ききることはできないので、仕上げ磨きは継続して行っていきましょう。

また、フッ素は虫歯予防にとても有効なので歯科医院でフッ素塗布をしてもらったり、家庭でフッ素配合の歯磨き粉で磨いたりしていきましょう。
3歳までは将来の歯並びが決まる時期
3歳の歯を見れば将来の歯並びが見えてくるそうです。歯並びは遺伝的要因もありますが、環境やどのように育ったかも要因になります。つまり歯並びの悪さは予防できるのです。
出っ歯になりやすい習慣として指しゃぶりやタオル噛み、頬杖があります。その習慣をはやめに辞めるよう導くことが大切です。
「お口ポカン」「うつぶせ寝」「猫背」「爪噛み」等も歯並びが悪くなるクセのようなので注意してみていく必要があります。
大福くんは生後3か月からうつぶせ寝のクセがついてしまいました。このクセがなかなか直らなくて諦めていましたが、これから直していかないとですね😅
乳歯の歯並びはスカスカのすき間があるほうが良い歯並びなのだそう。すき間がない場合は気を付けてみてあげましょう。
手づかみ食べは歯並びに良い効果があるそうなので、時期をみてはじめていこうと思いました。
歯並びをよくする顎育て
毎日の食事で顎育てをしていきましょう。食事の軟食化が顎育てには不向き。
- 食事中の姿勢は背筋を伸ばして、足をぶらぶらしない。
- お茶などで流し食べはしない。しっかり噛んで食べる。
- 一口大以上の大きさの食事を食べる。かぶりつける大きさのもの、ハンバーグも小さく切らずに食卓にだす。手巻きずしや大きくカットした野菜やフルーツもいい!
- テレビを見ながら食べない。
歯列矯正治療は幼少期に始める
幼少期の矯正では、顎や歯並びにアプローチして整えていくものだそうです。
大人になってからの矯正となると顎の形状が固定してしまっている為、やむをえず抜歯をして歯を移動させるものだそうです😥
幼少期に行っていれば、抜歯まで行わなくてもきれいな歯並びになるかもしれません。
矯正治療は気になった時がはじめ時なのだそうです。
治療が必要かどうか見極めるには、気をつけてみていくとともに定期的な歯科医院でのチェックアップが必要になります。
本書では有効な矯正治療の内容や治療費等も記載されています。
本を読んだ感想
今回記事にしたのは本書の一部ですが、妊娠期から18歳までの歯育て【虫歯予防・歯並び予防】について書かれていました。年齢によって虫歯予防や歯並びのために注意する見ていくことや、やらなければならないことがわかりやすく記載されており、本当に勉強になり読んでよかったなと思います。

最初は “虫歯予防” のためと手に取った本でしたが、歯並びについてここまで知識が得られると思いませんでしたし、同時に歯並び予防がすごく大切な事だと気づかされました。
私自身、矯正はしていないものの歯並びに自信があるわけではないので、早いうちに矯正したり悪い習慣を直す・食事を変えることで少しは改善されたのかなと思いました。
大福くんの未来のための財産となる知識になりました。
これから口の中をしっかり見てあげて、虫歯のないお口ときれいな歯並びを大福くんにプレゼント出来たらなと思います。
気になる方は是非読んでみてください。
次回は歯科衛生士さんに聞いた歯育ての話を記事にしていきたいと思います。
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